旅の便利情報

インド・ラダック地図ラダックは、インド北部のジャンムー・カシミール州にあり、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に挟まれたインダス川上流域に位置する山岳地帯です。平均標高は3500メートルに達します。年間降水量がわずか80ミリ程度という乾燥した地域で、夏季は気温が30度近くまで上がりますが、冬季はマイナス20度以下になる時もあります。標高が高いので、日射しが強いことや、昼と夜、晴れた日と曇った日の寒暖差が大きいことも特徴です。

ラダックの面積は日本の5〜6分の1程度で、全域の人口は約29万人です。主に仏教徒とイスラム教徒が暮らしています。ラダックに暮らす人々のうち、もっとも多いのが「ラダッキー(ラダック人)」と呼ばれるチベット系民族で、チベット語の方言であるラダック語を話します。チベット文化圏であるラダックは、現在中国領となっているチベット本土よりもチベットらしい文化が残っていると言われており、「小チベット」とも称されています。雄大な自然やチベット文化を有するラダックには、毎年、世界中から多くの観光客が集まります。

ラダックへのアクセス方法はいくつかありますが、デリー〜レー間を結ぶ国内線を利用するのが一般的です。所要時間は約1時間。ヒマラヤ山脈を越えるので、景色を楽しみたい方は窓側の席を確保するのがおすすめです。夏季にはデリーからマナリを経由して陸路で入るルートなどもあります。

ラダックの中心地は、標高約3500メートルに位置する町、レーです。人口約3〜4万人の小さな町ですが、観光業が盛んなため、ホテルやゲストハウスなどの宿泊施設や旅行会社がたくさんあり、インターネットカフェも点在しています。町の周辺では年配の方を除き、たいてい英語が通じます。ラダックではヒンディー語やウルドゥー語もよく通じます。町には銀行やATM、両替所、航空会社のオフィス、郵便局、大きな病院なども揃っています。夏の旅行シーズン中は観光客向けのレストラン、おみやげ物屋もたくさん営業していて、たいていのものが手に入ります。

ラダックへのご旅行に際して

「持ち物と服装について」「安全対策について」「高山病について」など、ラダックにご旅行をお考えの皆様に、ご旅行の前にご一読いただきたいことをまとめました。

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デリー空港のご利用に際して

ラダックへのご旅行の際には、多くの場合、デリーを通ることになります。デリー空港内の「仮眠スペース」や「シャワー室」そして「荷物預かり所」など、デリー空港で利用できる設備をご紹介します。

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