ラダックの年間観光者数について 

長い間曇りの日が続いていたラダックですが、少しづつ晴れの日も見られるようになってきました。晴れれば暑く、曇れば寒く…、長袖Tシャツの上に冬用ジャケットを羽織り、日中は変わりやすい天候に応じて、ジャケットを着たり脱いだりしながら過ごしています。

先日、ラダックを訪れるインド人観光客の数を知る必要があり、州観光局にて情報を得てきました。外国人の入域が初めて許可された1974年から2007年に至っては、一貫して海外からの観光者が国内からの観光者を上回っています。2008年からは逆転が始まり、2010年には海外からの観光者数が22,115人、国内観光者数が55,685人となっています。翌2011年は、海外からの観光者が36,662人、国内観光者は142,829人と、国内観光者数が前年に比べて一気に2.5倍以上になっています。これは2009年に公開された大ヒット映画『3 Idiots』の影響で、ラダックの知名度が一気に増したことが大きな要因でしょう。この年以降、毎年10万~14万人程の国内観光者がラダックを訪れており、国内観光者が海外からの観光者の3~4倍程となっています。昨年2014年は海外からの観光者が59,305人で、前年の2013年に比べると倍近い人数なのですが、これはダライ・ラマ法王によるカーラチャクラ灌頂が行われたからです。昨年の総観光者数は181,301人と記されており、過去最高です。

今年は現在のところ観光客が少な目に感じるのですが、高い航空運賃やネパールの地震などの影響だといわれています。この高い航空運賃については、先日、学生たちが集まってラリーを行っていました。デリーやジャンムー、チャンディーガル等から行き来するラダックの学生たちにとって、航空運賃の高騰は大きな問題です。先日開催されていたスィンゲ・カバブ・フェスティバルの開会式でも州首相がこの問題に触れ、対策を取っていきたいと述べていました。何とかもっと安くなってくれるといいのですが。

以上、ラダックの年間観光者数についての情報でした。

 

Return to page top