Mother Earth tours & travels

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。平素はご愛顧を賜わり、厚く御礼申し上げます。

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写真は、昨年秋にパンゴン・ツォ湖畔でジャンプなさるお客様方を撮影したものです。60代、70代の方々のこのお写真を拝見するとき、このように歳を重ねていけたらと思う次第です。つきましてはこの新しい年、トレッキングや登山等で体を動かすのはもちろんのこと、何よりも一日一日を心豊かに過ごしていきたいと思っております。そして、ご縁があって弊社をご利用いただくお客様方に、心温まる思い出が残るような素敵なご旅行を提供していけるよう、日々精進して参りたいと思っております。

新しい年が皆様にとって更なる飛躍の年となりますよう、そして益々のご多幸、ご健勝をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

なお、2010年から綴ってきたブログは昨年末で終了させていただきました。ご覧になってくださっていた方々、ありがとうございました。今後はこちらのホームページやツイッターなどで発信していきます。今後ともよろしくお願いいたします。

平成28年 元旦
Mother Earth tours & travels ツェワン チンレイ、寺下裕子

 

 

 

正倉院展でインドやラダックに思いを馳せる

昨日、奈良国立博物館で開催中の正倉院展に行ってきました。丁重に保存されてきた8世紀の美しい宝物たちが、私たちの心を天平の時代へ、そしてシルクロードの世界へと運んでくれます。

8世紀といえば聖武天皇が東大寺を建立、そしてチベットではサムイェー寺が建立され、パドマサンバヴァが大活躍した世紀です。そんな遠い昔の華々しい世界にタイムトリップさせてくれる正倉院展は非常に貴重ですね。また展覧会で一度出陳された宝物は、その後少なくとも10年間は出陳しないと決められているそうですから、歴史や芸術、仏教、シルクロードなどに関心がある人々にとっては一回一回の展示会が見逃せないものです。今年で第67回を迎える正倉院展は、老若男女大勢の観衆で賑わっていました。

今回の展覧会で特に目を引く宝物は、チラシやチケットでもその顔を務めている「紫檀木画槽琵琶」(したんもくがそうのびわ)という弦楽器です。ペルシャが起源のもので、紫檀という木や象牙などが組み合わされたエキゾチックな花の文様が特徴です。これを目にしたとき、インドのタージ・マハルの壁面の文様、そしてラダックにあるアルチ・チョスコル・ゴンパのスムツェクの天井文様などが思い出されました。また、中国に初めて金剛頂経系の密教を伝えたインド僧・金剛智のものと伝えられている「七条褐色紬袈裟」(しちじょうかっしょくのつむぎのけさ)も、私には特に興味深かったです。

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前述の琵琶の文様ですが、上写真の通り人気ブランドの柄にも似ておりまして、そういった現代的でおしゃれな理由も重なり、この宝物に心を奪われる方は多いのではないかと思います。かくいう私も館内のグッズ売場にて、この琵琶の文様をあしらったハンカチとクリアファイルを思わず購入してしまいました。

正倉院展は明日の9日までの開催です。行ける方はぜひ。

行けない方にも朗報です。今夜8時から放送のNHK「日曜美術館」で、今回の正倉院展の特集が再放送されます。ぜひご覧になってください。

NHK「日曜美術館」~至宝にこめた天平の祈り 第67回正倉院展~

 

 

月刊「ソトコト」にソナム・ワンチュク氏のインタビュー記事

今月5日発売の雑誌「ソトコト」11月号の巻頭に、ラダックで人工氷河などのプロジェクトに取り組むエンジニアであり、教育改革運動SECMOLの創設者でもあるソナム・ワンチュクさんのインタビュー記事が掲載されています。

ラダックというインドの辺境の地で、少数民族の文化を守りながら、人のため地球のために活動するソナム氏の現在に至るまでのいきさつから現在行っている活動、そして今後の構想についてなどが掲載されています。

この記事を取材・撮影なさったのは「ラダック ザンスカール トラベルガイド」や「ラダックの風息」の著者である山本高樹さんです。今年の夏に行われた取材の際には、主人のツェワン・チンレイが通訳等のサポートをさせていただきました。

今回の記事の冒頭部分を「ソトコト」のサイトにて読んでいただくことができます。ひとりの聡明で行動力あふれるラダック人が紹介されているソトコト最新号、ぜひご購読になってください。

 

9月26日~10月7日、レーを不在にいたします

Mother Earth tours & travelsのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

ラダックではすっかり秋が深まりました。朝にはかすかに霜が降りている日もあったりして、冬の到来を間近に感じています。このシルバーウィークにラダックをご旅行中の方々は高山病対策に加えて防寒対策もしっかりとなさり、ご旅行中に風邪などを引かれないようになさってください。一昨日パンゴン・ツォツアー同行しましたが、峠や湖では日本の冬用ジャケットを羽織らねばならない寒さでした。パンゴン・ツォなどの更なる高地にご旅行予定のお客様は、暖かい衣類をご持参くださいね。

さて表題の件ですが、私・寺下は9月26日~10月7日までツアーに同行いたします。この期間、通信状況の悪い地域におりますので、いただいたメールの確認及び返信が遅れます。ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいませ。お急ぎのご連絡は、このサイトの右上に掲載されております電話番号にご連絡をお願いいたします。

また、ツアーから帰りましたらすぐにラダックを発ち、ヒマーチャル・プラデーシュ州などで数日過ごしたあと、日本に帰国いたします。今年も素敵なお客様方にお会いできたことをとてもうれしく思っております。今後ともMother Earth tours & travelsをよろしくお願いいたします。

 

今年の観光客数は…

ラダックでは今年、例年に比べて観光客が少ないといわれています。どれくらいなのかしらと思っていたところ、州観光局に勤める知人に会いましたので、色々と尋ねてみました。

まず、観光のベストシーズンが過ぎたばかりの現在の時点で総観光客数は4万人位だそうです。2010年以前は10万人を切っていましたが、2011年からは10万人を超えるようになり、2012年では178,970人、2013年では137,702人、2014年では181,301人だったのですから、確かにここ数年に比べるとかなり少ないペースですね。高い航空運賃やネパールの地震などの影響かと思います。

そして今年は高山病でお亡くなりになった方も随分少なかったとのこと。そのことについても尋ねましたら、各旅行会社やホテル等が、パンゴン・ツォやカルドン・ラなどの高山病を患いやすい観光地への手配に際し注意を払うようになってきているからだとのことでした。具体的には、ラダックに到着して間もない方々への旅行手配を控えたり、タクシー運転手に酸素ボンベを持たせるように心がけたりするようになってきているとのことです。

最後にラダック・フェスティバルについて尋ねますと、今年も確かに9月20日から26日の予定だとのことです。2012年以前は9月1日からというスケジュールでしたが、2013年以降は9月20日からとなっているとのこと。「今年のラダック・フェスティバルの詳細を記したスケジュール表がほしいのだけれど」と尋ねると、スケジュールをたてるためのミーティングがこれから行われるので、スケジュール表が作成されるはそれからとのことでした。シルバーウィークにご旅行の方々は、ラダック・フェスティバルが楽しめますね。

ラダックは秋を迎えています。朝晩などは冬用のジャケットを羽織るくらい寒い日もあります。これからご旅行をご予定の方々は暖かい衣類をお忘れなく。

 

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